「一条工務店の二世帯の間取りってどんな感じ?」
「どこでも良いから二世帯の実例が見たい」
二世帯を検討しているのであれば間取りは最重要ポイントです。今後の生活の質を決めると言っても過言ではありません。
我が家では一条工務店の部分共有型二世帯に住んでから2年が経とうとしています。しかし今でも「あの時〇〇しておけばよかった」と後悔することが多いのが事実。
そこでこの記事では、今後家づくりを予定している方に向けて以下の内容を解説します。
- 我が家の間取り
- 費用総額
- こだわり・妥協ポイント
- 後悔ポイント
- 二世帯で注意すべき間取りの考え方
家作りに関する知識や経験を詰め込んでいるので、ぜひ見ていってください^^
【実例】一条工務店で二世帯を建てた我が家の間取り
我が家の基本情報
ハウスメーカー | 一条工務店「i-smart」 |
住宅構造 | 部分共有型の二世帯住宅 |
共有 | 玄関、風呂 |
分離 | キッチン、洗面所、トイレ |
生活人数 | 6~7人暮らし |
住み分け | 1階:妻の両親+祖母 2階:僕たち夫婦+子ども(2人予定) |
延床面積 | 167.98㎡(50.80坪) ・一階:90.87㎡(27.48坪) ・二階:77.11㎡(23.32坪) |
施工面積 | 177.21㎡(53.61坪) |
太陽光パネル | 10.5kW |
部分共有型の二世帯住宅に「4世代」が生活しています。
※祖母は2021年7月から施設入所中です。
>>【朗報?】義祖母が施設送りとなりました。
- 「延床面積」と「施行面積」の違いは?
- ・延床面積=実際に床のある面積・施工面積=延床面積に加えて、「バルコニー」や「吹き抜け」を足した面積
※ちなみに一条工務店の場合、「施行面積」が建物代金に反映されます。
1階の間取り図【親世帯の部屋】
1階は基本的に義両親と義祖母が暮らす空間です。1階は以下の間取りで構成されています。
- 玄関
- LDK(20.6帖)
- 主寝室(6.5帖)
- 和室(7帖)
- 風呂(2.5帖≒1.25坪)
- 洗面所(2.5帖)
- トイレ(1.5帖)
1階のポイントは、親戚が集まれるようにLDKが大きい点と、将来の介護のために玄関・トイレ・風呂を広めに設計している点です。
1階部分は約27坪あります。
2階の間取り図【子世帯の部屋】
2階は我々夫婦と子どもが暮らす空間です。2階は以下の間取りで構成されています。
- LDK(15.6帖)
- 主寝室(5.3帖)
- 子供部屋(5.3帖+4.5帖)
- ルーフガーデン(7.5帖)
- ウォークインクローゼット(2帖)
- 洗面所(2.5帖)
- トイレ(1帖)
リビングから出られる大きなルーフガーデンがあるのがポイントです!
一条工務店で二世帯を建てた我が家の費用
i-smartの坪単価
2018年末に仮契約、2020年に完成した我が家の坪単価は以下の通りです。
- 【標準仕様】i-smartの坪単価=63.80万円/坪
- オプション込みでの坪単価=85.53万円/坪
一条工務店の坪単価はおおよそ60~80万円が相場です。ただし、オプションを追加して最終的に100万円/坪を超える方も多くいるようです。
費用総額
我が家の費用総額は51,108,636円でした!(꒪ꇴ꒪〣)
そのうち、我が家の「建物にかかった費用」は以下の通りです。
i-smart 建物本体 | 33,689,205円 ※親族割引(1.5%off)あり |
建築申請・その他業務 | 591,900円 |
付帯・屋外給排水など工事 | 1,094,700円 |
オプション | 4,810,100円 |
太陽光 | 2,061,000円 |
消費税(8%) | 3,379,752円 |
合計 | 45,626,657円 |
その他、「建物以外にかかった費用」は以下の通りです。
解体費 | 2,530,000円 |
外構費 | 2,000,000円※ |
カーテン代 | 200,000円 |
アンテナ代 | 66,000円 |
火災保険料(10年) | 129,595円 |
契約印紙代(追加分含む) | 15,400円 |
設計料+印紙代 | 108,200円 |
設計申請・届出業務 | 6,000円 |
水道申請 | 2,700円 |
登記代 (表題・保存・抵当権) | 195,412円 |
つなぎ融資代 | 228,672円 |
合計 | 5,481,979円 |
二世帯住宅を予定している方は、少なくとも4000万円以上かかると想定しておきましょう!!(震え声)
費用についてもう少し詳細が知りたい方は以下の記事を参考にしてください
>>【5000万超】i-smartの二世帯住宅にかかった費用の内訳公開!
間取りのこだわりポイント・妥協ポイント
1階のこだわり・妥協ポイント
1階のこだわりポイント
- 充実したダイニングキッチン
- 広いリビング
- 家事のしやすい回遊性
- たっぷり収納
- 和室に仏間・縁側を用意
- トイレは広くかつ和室に隣接
- 階段は真ん中に配置
- 風呂場は玄関近くに配置
1階の妥協ポイント
- 1階リビングの天井が低くなった
- 床下パントリーを諦めた
全体的に空間を必要とする要望が多かったですね。
詳細は以下の記事で解説しています。
>>【二世帯】1階のこだわり間取り8選【一条工務店】
2階のこだわり・妥協ポイント
2階のこだわりポイント
- リビングの日当たり
- リビングに「押入れ」を設置
- 床材は「ハードメイプル」を採用
- 天井スピーカーを設置
- 屋外物干金物をリビングから遠ざける
- 各部屋を離し、個室化する
- トイレをリビングから遠ざける
- ウォークインクローゼットを階段近くに設置
- 大きな本棚が欲しい!
2階の妥協ポイント
- 全部屋が予定より狭くなった
- 階段をのぼった直後にドアを設置できなかった
- ロスガードをクローゼット内に配置
- 実はルーフガーデンは欲しくなかった
2階はリビングに全集中!
(他は予算の都合で妥協しまくりました涙)
>>【二世帯】2階のこだわり間取り9選【子世帯はリビング重視】
間取りの後悔ポイント
実際に住んでみて、「失敗したなぁ」と感じた点は以下の通りです。現在は我々夫婦の意見だけですが、いつか義両親の意見も聞いてみたいと思います^^
間取りの後悔ポイント
- 【キッチン】高さが低すぎた
- 【コンセント】欲しいところに無い
- 【屋外物干】勝手口の窓にぶつかる
- 【収納】予定していたものが入らない
- 【階段】真ん中にあるため音が響きやすい【二世帯】
個人的には階段の配置を1番後悔しています。。
こちらも詳細が気になる方は以下の記事をご覧ください。
>>【やり直したい】我が家の間取り 後悔ポイント【一条工務店】
二世帯で注意すべき「間取りの考え方」
二世帯で1番大切なのは「プライバシーの確保」です。なぜなら、「二世帯を失敗した」と感じている人の多くが「気を遣うことによるストレス」を理由に挙げているからです。
そのため、以下の点を意識して設計することを強くオススメします。
- ムリに顔を合わせずに生活できる動線
- 生活音で迷惑をかけないような対策
実際に我が家では以下のような対策・方針を取りました。
プライバシー確保のための我が家の対策
- オープンステアは却下
- 親と顔を合わせず2階へ上がれる動線
- 風呂場を寝室から離した
- 1階と2階のリビングの位置をずらした
- 1階と2階の主寝室の位置をずらした
- 2階ドアは開き戸(音漏れ防止)
詳細は以下の記事に書いていますので良ければ見てやってください。
>>ストレスを最小限に!二世帯で失敗しないために1番大切な「間取りの考え方」
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