「予算の都合で子供部屋を広くとる余裕がない」
「狭い部屋だとかわいそうかな?」
「小さめの子供部屋があれば参考にしたい!」
と考えてはいませんか?
注文住宅では、間取りや予算の都合で子供部屋がどうしても狭くなってしまうことがありますよね。狭い部屋だと圧迫感があり、居心地の悪い部屋になりやすいものです。
そこでこの記事では、狭くても快適に過ごすための対策を3つ紹介します。小さい部屋でも使いやすくするためのポイントをまとめたのでぜひチェックしてみてください^^
子供部屋の間取りと実物写真
我が家の子供部屋は2つです。
- 洋室:5.33畳
- 洋室(2):4.5畳
洋室(2)は我が家で1番小さい部屋である4.5畳。もう1つの部屋は5.3畳とやや大きめですが、形が悪くなってしまいました。実物写真で見ると↓のような感じです。
子供部屋に関してこだわった点は以下の通りです。
- 部屋を壁で区切って分ける
- 主寝室から離す
- 過ごしやすいように窓や収納を工夫する(後述)
小さくても自分だけの秘密基地にしてあげたいという想いで作りました。
狭い部屋を快適にするための3つの対策
狭くても快適にするための対策は以下の通りです。
- 収納は0.5~1.0畳分
- 窓は小さめ、かつ2つ
- システムベッドを採用
順番に解説していきます。
1.収納は0.5~1.0畳分
収納は0.5~1.0畳分確保しましょう。大きすぎず、小さすぎない適切な収納量だからです。
一級建築士である船渡アキラさんのレポート「夫婦がときめく収納講座」によると、子供部屋に必要な収納量は以下の通りです。
- 奥行き91cmならば幅90cmで問題なし!
- 布団をしまうなら幅135cm~
- 幅180cmもあれば十分
つまり、【奥行き91㎝】×【幅90㎝~180㎝】=0.5~1.0畳分が適切な収納量と言えます。
我が家は「押入れD 6020」を採用
我が家では奥行き60㎝としました。衣類やバッグをしまうには奥行き90cmでは使いにくいと考えたためです。その分、幅を180㎝に大きくして0.66畳分の収納量を確保しました。
また、成長に合わせて収納するものが変化しても大丈夫なように、あえて棚は少ないものにしてあります。
念のため、廊下にも共有収納を用意しています。
2.窓は小さめ、かつ2つ
狭い部屋では特有の暗さと圧迫感が気になってしまいます。しかし、窓をうまく使えば部屋が明るくなり、視線も外に向くため開放感が出ます。
窓を大きくしてはいけない理由は以下の3つです。
- 窓が強調されて不格好
- 家具を置くスペースが無くなる
- 子どもが誤って落ちる危険性
一方、小さい窓では部屋の明るさが不十分になる可能性があるため、2つ設置すると良いです。間取りの都合上、1つしか設置できない場合は「横長の窓」がカッコよくておすすめです。
我が家が採用した窓
- 5.33畳の部屋:J4430(+1238)、J5920(+1541)
- 4.5畳の部屋:J4430(+1238)、J5961(+244)
窓の細かいサイズや位置は、外からの視線を配慮して決めました。北側は家が隣にあるためスリガラスにしています。4.5畳の部屋はベランダに出られるように「J5961」だけ大きい窓にしました。
開放感を保つため、昼間カーテンを閉めなくても気にせず過ごせるようなサイズ・位置にしました。
- 窓表記の見方
- 例えば「J5961(+244)」の場合、以下のようになります。
・J=樹脂サッシ
・59=窓枠の幅(5.9尺)
・61=窓枠の高さ(6.1尺)
・+244=床から窓までの高さ(244mm)
3.システムベッドを採用
子供部屋が小さいなら、システムベッドを検討しましょう。ベッドと勉強机を効率的に配置できるため、空間を有効活用できます。
子どもが小さい頃はリビングで勉強させることも多いはず。勉強机を使わないときはベッドの下にしまえるので空間を広く使えます。
システムベッドの種類によっては本棚も付いています。本棚も必要なくなるため、システムベッドさえあれば家具類はほぼ必要ないはずです。
本棚は廊下にもあるので、棚が足りなければ共有で使う予定です。
狭いながらも空いたスペースは、ゲームやおもちゃなど子どもが好きなように使ってほしいですね。
そもそも子どもは、昼間自分の部屋を使うのか?
そもそもの話ですが、子どもたちはどれぐらい自分の部屋を使うのでしょうか?
もし小学1年生から自分の部屋を持つとしたら、高校卒業までは約12年です。大学で一人暮らしをしてしまった場合、子供部屋は最短12年で役目を終えてしまいます。
しかも、12年間のあいだも子供部屋にいる時間はかなり限られているはず。
- 平日は学校
- 休日は部活
- 部活が無い日は外出もしくはリビングで過ごすことも
僕自身、受験期以外は子供部屋にこもることは無かったように記憶しています。そのため、子供部屋の間取りは必要以上に神経質にならなくて良いかもしれません^^;
狭くなったとしても先ほど解説した3つの対策だけでもしっかりしておけば、居心地よく過ごせるはずです!ぜひ参考にしてみてください^^/
▼子供部屋は親の主寝室と離すことも大事だと考えています。
>>【家族円満の秘訣】主寝室と子供部屋を離すべき理由と離せないときの「対策」
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