日本国内では年間30,000件以上の火災が発生しているそうです。
「オール電化でも火災って起こるの?」
「ガスコンロよりリスクは低いよね?」
と疑問に感じる方もいると思います。
そこで、この記事では
- 国内の火災件数はどれほどか
- 建物火災の原因として多い事例
- オール電化で火災になる事例
- 火災リスクへの対策方法
について、説明していきます。
火災は一度でも遭うと人生に大きく影響してしまいますが、日頃の意識次第でリスクを減らすことができます。
国内の火災件数は?ー年間約37,000件
2018年における出火件数は、37,981件です。
これは、1日当たり104件の火災が発生していることになります。
また、出火件数のうち建物火災が54.7%を占めます。
建物火災の原因は?
コンロ、たばこによる火災が多い!
建物火災のうち、コンロやたばこによる火災が多くなっています。
- こんろ
- たばこ
- 放火
- ストーブ
ガスコンロの火災発生数はIHコンロの約10倍!
コンロによる火災発生件数のうち、ガスコンロによる火災がIHなど電気コンロの約10倍も多いようです。
オール電化住宅で火災になる事例
ここからは、オール電化住宅で多い火災事例を紹介します。
- 漏電
- 調理方法によるもの
- 不適切な調理器具の使用
- たばこの不始末
それぞれ補足していきます。
漏電
オール電化であるため、配線接続部や電気機器の「漏電」による火災は起こりやすいと言えます。
- コンセント周囲のホコリが溜まる
- 電気機器に水が掛かる
- ネズミが電気コードをかじる
などによって漏電が生じます。
調理方法によるもの
揚げ物などの調理の際に、油が高温になることで自然発火してしまう事例があります。
基本的にIHコンロには自動停止機能がついてはいるものの、絶対ではないため注意が必要です。
不適切な調理器具の使用
IHに対応していない調理器具を使用すると、出火の原因となります。
IH対応の器具か分からない場合は、「磁石がくっつくかどうか」で簡単に見分けられます。
たばこの不始末
オール電化に限った話ではないものの、たばこの不始末が原因で火災になることは非常に多いです。
- たばこを灰皿に放置
- 寝たばこによる火種の落下
- 消したつもりで完全に消せていなかった
などなど。
火災リスクに対する「当たり前」な3つの対策
火災を起こさないための「当たり前な対策」を3つご紹介します。
- コマメな掃除
- 調理中はその場を離れない
- たばこは水に濡らして完全に消火
コマメな掃除と点検
コマメな掃除をし、ホコリを溜めないようにしましょう。
コンセントの差込口は、ホコリがないか定期的に点検をするとなお良しです。
調理中はその場を離れない
これも当たり前ですが、調理中はその場を離れてはいけません。
IHといえど、調理中は200~300度まで温度が上昇します。
またIHだけでなく、レンジで温めている最中に出火することもあるので注意が必要です。
たばこは水に濡らして完全に消火
たばこは水に濡らして完全に消火できたことを確認しましょう。
消したつもりでも、火種が残っているとそこから火災につながります。
また、ベランダなどでタバコを吸うときは風で火種が飛ばないよう管理が必要です。
まとめ:リスクは低いがオール電化でも火災は起こりえる。
日本国内では年間30,000件以上の火災が発生しています。
建物火災の原因として多いものは次の4つです。
- こんろ
- たばこ
- 放火
- ストーブ
コンロによる火災のうち、ガスコンロによる火災はIHなどの電気コンロの約10倍です。
しかし、オール電化でもちょっとしたことで火災は起こりえます。
- 漏電
- 調理方法によるもの
- 不適切な調理器具の使用
- たばこの不始末
そのため、火災を起こさないために日頃から注意しましょう。
- コマメな掃除
- 調理中はその場を離れない
- たばこは水に濡らして完全に消火
以上、参考になればうれしいです。
ではまた。
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