この記事では、我々子世帯が暮らす2階のこだわりポイント・妥協ポイントを紹介していきます。
- 部分共有型
- 共有部位:玄関、風呂場
- 1階:妻の両親・祖母
- 2階:僕たち夫婦+子ども
僕にとっては2階の間取りが本命です(本気)
「二世帯にはどんな間取りが良いんだろう?」
「1階との調整はどうしたらいいの?」
と疑問に思う方は、参考にしてみてください^^
2階のこだわりポイント9選
2階のこだわったポイントは以下の通りです。
- リビングの日当たり
- リビングに「押入れ」を設置
- 床材は「ハードメイプル」を採用
- 天井スピーカーを設置
- 屋外物干金物をリビングから遠ざける
- 各部屋を離し個室化する
- トイレをリビングから遠ざける
- ウォークインクローゼットを階段近くに設置
- 大きな本棚が欲しい!
順番に解説していきます。
①リビングの日当たり
僕たちは、一日のほとんどをリビングで過ごすだろうと想定しています。
そのため、リビングの日当たりの良さを重視しました。
日当たりを良くすることで、
- 明るい部屋になる
- 部屋にいながら「日なたぼっこ」ができる
- 光合成によってパワーがみなぎる(?)
と考えました。
明るい部屋は、気分も明るくしてくれます!
LDKを無理やり南側に配置したため、リビングが狭くなってしまいましたが、
- 窓を大きくすること
- バルコニーをリビングに接すること
で開放感を出せるように工夫しました。
②リビングに「押入れ」を設置
リビングに収納スペースを設けました。
こうすることによって、
- 整理整頓しやすくなる。
- 新たな棚が必要ないためリビングを広く使える。
と考えました。
ちなみに、収納はこんな感じです。
この収納には、
- 子どものおもちゃ・絵本・洋服
- ゲーム機器
- 日常的に使うカバン
- PC
- 書類・文房具
- 扇風機やルンバ
をしまう予定です。
我が家の場合、生活拠点がリビングになるため、モノがあふれて散らかること必至です。
散らかってしまった際に、押し込めるスペースが1つあると片付けやすいかなと期待しています。
ただ、実際にサイズを確認したらルンバは入らなそうでした(涙)
③床材は「ハードメイプル」を採用
床材は、オプションである「ハードメイプル」を選択しました。
基本的には費用を抑えたい僕ですが、i-smartの標準の床はちょっと不満でした。
なんか、少しちゃっちい?
人間は重力には逆らえません。
「地に足をつける」という諺もあるように、生きるうえで地面と人は密接なつながりがあります。落ち着きのある「良い人生」を送るためには、土台である地面はしっかりしていなければなりません。
すなわち、「家の地面=床」はしっかりしたものを使わなければいけません(あくまで自論です)。
偶然ですが、シータも似たようなことを言っています。
「土から離れては生きられないのよ!!」
・・・ちょっと違うかな?(笑)
加えて、子どもが小さいため
- 裸足で駆け回っても
- 裸でハイハイしても
- 家の中で転んでも
安心(?)できる素材を使用したいという気持ちもあったので、思い切って採用しました。
78万円の高額オプションでしたが、悔いはありません(多分)。
④天井スピーカーを設置
我々子世帯のリビングには天井スピーカーを設置しました。
- 休日に音楽を聴いたり、
- 映画を見るときの臨場感を味わったり
- 友人が来た際のバックミュージックを流したり
するときに使いたいと考えています。
これは、QOL(生活の質)を上げるための贅沢です♪
⑤屋外物干金物をリビングから遠ざける
僕がアパート暮らしを始めてから、もう10年以上になりました。
良く晴れた休日のひととき、窓の外を眺めるといつも見えるのは、
そう!いつも洗濯物なのです!
げんなりしますね。
「日なたぼっこ」を愛する僕にとって、日頃見えるこの景色は大変ストレスでした。
そのため、屋外物干金物はわざとリビングの窓から離して配置してあります。
ルーフガーデンに干せれば良かったのですが、物干金物が低く設計されてしまうようなので諦めました。
⑥各部屋を離し個室化する
僕たちは、一般的によく見かけるような、
- リビングと主寝室をつなげる
- 子供部屋を主寝室の隣に配置
- 子供部屋を大きく確保し、将来区切る
といった間取りは採用しませんでした。
これは、「防音対策」と「プライバシーを守る」ためです。
※一条工務店は外部の音が聞こえない一方で、内部の音は反響しやすい特性があります。
とくに子どもが年頃になったとき、生活音が伝わってしまうのはお互いストレスになるだろうと配慮しました。
- 受験勉強
- 友人との会話
- 睡眠の質
- 夜の生活
など、部屋が近いと様々な場面で支障が出てしまう可能性があります。
子どもと部屋が隣なんて自分も嫌ですし、自分が子どもの立場でも嫌ですね。
※子供部屋については、以下の記事でもまとめています。
子供部屋は狭くても何とかなります。その代わりに、誰にも干渉されない自分だけの秘密基地にしてあげたいと考えています(自論です)。
⑦トイレをリビングから遠ざける
トイレをリビングから遠ざけることは、妻の強い希望でした。
だって、トイレの音が聞こえるのってすごく嫌。
まぁ確かに、お客さんが来たときなんかは気を遣うかな。
ということで、トイレは隅っこに追いやりました。
⑧ウォークインクローゼットを階段近くに設置
妻の希望によりウォークインクローゼットを導入しましたが、住んでいたアパートの間取りを踏襲して階段近くに配置しました。
この配置は、我々夫婦の生活動線を考慮すると最適でした。
僕たちは、「部屋着」と「外出着」を使い分けて生活しています。
- 家にいるときは部屋用の服を着て、
- 出掛けるときに外用の服に着替え、
- 帰ってきたらまた部屋用の服に着直します。
外で汚れた服を着て家の中を歩きたくないのです。
そのため、チラシでよく見かける「主寝室の奥にクローゼット」という間取りは絶対にイヤでした。帰ってきたらすぐに着替えられるように、階段近くに配置してあります。
他の部屋を経由せずにクローゼットに行ける点がポイントです。
ちなみに、
洋服をたたむのが嫌いな僕は、ハンガーのまま仕舞える量を増やすためハンガーパイプを高めに変更しています。
全部ハンガーに引っ掛けられれば理想的ですね。
⑨大きな本棚が欲しい!
僕の希望で大きな本棚を設置しました。
僕は、凄くたくさん読むわけではないものの、
- マンガ
- 小説
- 実用本
など、幅広く愛読しています。そのため、大きな本棚がずっと欲しかったのです。
ただ残念ながら、設置する場所がなかったため、廊下に配置してあります。
まぁ、これはこれでありかなと思っています。
お客さんがいつ来ても良いように、頭の良さそうな本を並べておく必要がありますね(笑)
2階の妥協ポイント
2階の妥協ポイントは、主に4つです。
- 全部屋が予定より狭くなった
- 階段をのぼった直後にドアを設置できなかった
- ロスガードをクローゼット内に配置
- 実はルーフガーデンは欲しくなかった
こちらも少し補足していきます。
①全部屋が予定より狭くなった
当初予定していたより、すべての部屋が狭くなってしまいました。
前述したこだわりポイントを優先したことも影響していますが、1番の理由は「予算オーバー」です。
1階の間取りが固まってしまっていたので、2階を削るしかありませんでした(涙)
義両親のふところがこんなに寂しいとは思いもよらず。。。
②階段をのぼった直後にドアを設置できなかった
二世帯であることを考慮し、階段のすぐそばにドアを設置したかったのですが、構造上できませんでした。
ドアで仕切ってしまえば、
- 心理的な境界線が明確になる
- それ1つで防音対策になる
- 子ども用のバリケードが不必要になる
初めからこのようにしておけば、1階(親世帯)との距離感に必要以上に苦慮せずに済んだ可能性があります。
初期段階で、階段を真ん中に設計してしまったのが失敗だったかなと。。。
③ロスガードをクローゼット内に配置
我が家のロスガードは、ウォークインクローゼットの中に配置してあります。
これによって、
- クローゼットが狭くなる
- 掃除のときにホコリや虫が出そう
などのデメリットがあったため、本当は嫌でしたが他に選択肢がありませんでした(TT)
完全に消去法です。
④実はルーフガーデンは欲しくなかった
我が家には大きなルーフガーデンが設計してあります。
しかし実はこれ、「妥協のかたまり」です^^;
設計当初、ルーフガーデンを設置する予定は無かったのですが、
- 予算の都合で坪数を減らす必要があった
- 一条ルールで総二階にしなければならなかった
ために、要望には無かった大きなベランダが出来上がってしまったのです。
ベランダにすれば坪単価が半額になります。
しかし、どうせ設計するならと、使い勝手の良いルーフガーデンを目指しました。
- リビングに隣接させて開放感を演出
- ガーデニングできるように散水栓を設置
- 夜にも過ごせるように照明も設置
なんだかんだ上手く設計できたので、今ではルーフガーデンをつけて良かったなと感じています。
まとめ:2階(子世帯)は1階より制限されやすい
2階(子世帯)のこだわりポイント・妥協ポイントは以下の通りです。
- リビングの日当たり
- リビングに「押入れ」を設置
- 床材は「ハードメイプル」を採用
- 天井スピーカーを設置
- 屋外物干金物をリビングから遠ざける
- 各部屋を離し、個室化する
- トイレをリビングから遠ざける
- ウォークインクローゼットを階段近くに設置
- 大きな本棚が欲しい!
- 全部屋が予定より狭くなった
- 階段をのぼった直後にドアを設置できなかった
- ロスガードをクローゼット内に配置
- 実はルーフガーデンは欲しくなかった
こだわった項目を見た通り、2階はリビングを重視しました。
その代わり、
その他は、妥協せざるを得ませんでした。。
二世帯を設計する際は、まず1階の間取りをおおむね固めてから、2階を考えることが多いと思います。そのため、2階は思い通りにならないこともしばしばです。
なるべく後悔しないためには、
- 事前に優先順位を話し合うこと
- 意見を押し通す勇気
が必要になってきます。
これから設計予定の人は、心を強く持って臨んでください(笑)
以上参考になれば嬉しいです。
ではまた。
▼親世帯の間取りはこちら
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